能登町の小学生がヒラメの稚魚を放流し栽培漁業を学ぶ
能登町の小学生が、栽培漁業を学ぶ一環として学校の水槽で育ててきたヒラメの稚魚を4日、放流しました。
県水産総合センターは、毎年、能登地方の小学生に稚魚を放流し、大きくなってから漁をする栽培漁業について学んでもらう取り組みを行っています。
今年度は、能登町の鵜川小学校の4年生11人が、6月20日から学校の廊下に置かれた水槽で、ヒラメの稚魚およそ50匹を、餌をやったり観察日誌をつけたりして育ててきました。
4日、学校の近くの砂浜を訪れた子どもたちは、体長が10センチ近くまで育った稚魚を放流しました。
波打ち際で子どもたちは、稚魚が入ったバケツを傾けて、「大きくなれよ」などと声をかけて見送っていました。
稚魚を放流した男子児童は「『栽培漁業』を体験できて、とても勉強になりました。おいしく食べられるよう大きなヒラメになってほしいです」と話していました。
子どもたちが放流したヒラメの稚魚は、2年から3年後には、40センチ以上の大きさになるということです。