珠洲市の保育所 今後の地震への備えを進める

珠洲市の保育所では、震度6の地震が起きたあと園児たちが小さな揺れにも不安がる様子が見られるということで、精神面にも気を配るとともに今後の地震への備えを進めています。

珠洲市の飯田保育所では震度6弱の地震が起きた6月19日は休園日でしたが、翌日の震度5強の揺れが起きたときには泣いてしまう子どももいたということです。
子どもたちの中には小さな揺れや音に対してすぐ机の下に入るなど、敏感に反応する様子も見られるということです。
保育士たちは園児たちが不安にならないよう、地震が起きたときにもまず落ち着いて対応をすることを心がけています。
また今後の揺れに備えて各クラスに避難経路などを書いた紙を貼ったり、お散歩の時間に園児たちを地域の避難所の小学校に連れて行き、避難に要する時間を計ったりしています。
飯田保育所の加護清美所長は「私たちが慌てると子どもたちも不安になるので気をつけています。地震が続くので心配ですがお預かりしている子どもたちを安全に避難させたい」と話していました。