地震の被害も見られず暑さの中で伝統の塩作り 珠洲市の道の駅

伝統的な塩作りが続く珠洲市の道の駅では6月19日の地震による被害も見られず、暑さが続く中、砂地に海水をまいて天日で干す作業が行われています。

珠洲市の海岸沿いにある道の駅「すず塩田村」では、くみ上げた海水を砂地にまいて天日で干す「揚浜式」と呼ばれる手法の塩作りが続けられています。
市内で震度6弱の揺れを観測した6月19日の地震による施設への被害はなく、連日、最高気温が30度を超える暑さが続く中、塩作りのシーズンを迎えています。
「揚浜式」は400年以上前から能登半島北部の海岸で続く伝統的な製塩の技術で国の重要無形民俗文化財にも指定されています。
日中のなるべく長い時間日に当てられるよう、29日も朝5時すぎから「浜士」と呼ばれる塩作りの責任者、登谷良一さんが、円すい形の「おけ」を使って海水をまいていました。
天日で干した砂から塩分濃度の高い塩水を作り、釜で煮詰めて塩を完成させるということです。
登谷さんは「暑くて塩作りの条件はいいです。質の高いおいしい塩を作ってみなさんにお届けしたい」と話していました。
道の駅の神谷健司駅長は「地震のあと複数の問い合わせがありますが塩作りには問題ありません。今後、地震がどうなるかはわからないが来館者には安全に楽しんでもらえるよう対策を講じていきたい」と話していました。