沖永良部・和泊町の小学校でNHK出前授業〜番組づくりを紹介

沖永良部島・和泊町の小学校で、NHKの番組づくりなどについて学んでもらう鹿児島放送局の出前授業が行われました。

NHK鹿児島放送局では今月12日と13日に「かごスピわが町の映像アルバム〜沖永良部島・与論島編〜」を放送したのにあわせて、16日、和泊町の国頭小学校で出前授業を行いました。

16日は5年生と6年生の子どもたちが参加し、戦後の沖永良部島で中学校を卒業したばかりの若者たちが集団就職で島を離れる様子や、アメリカ軍統治下からの本土復帰を喜ぶ島の人々の様子などを当時の映像を交えて伝える番組を視聴しました。

16日は、番組に出演した和泊町役場企画課の安田拓さんとNHK鹿児島放送局の萩原康弘ディレクターが講師役を務めました。

安田さんは集団就職の映像に触れ、「自分の中学2年生の子どもと重ね合わせ、当時は船で島を離れると簡単には戻れないだろうと思いながら映像を見ました」などと述べ、番組づくりを振り返りました。

5年生の児童は「NHKの仕事についていろんなことを知ることができてよかった」と話していました。

5年生の担任の木戸脩平さんは「昔の人がどんなつらいことがあったのか、生の映像を見て感じて、現代にどう生かすか考えてほしい。昔の映像は興味を引くので、ニュースを見てみようと思うだけでもいい機会だと思う」と話していました。