鹿児島県知事選 政党の反応

自民党鹿児島県連の会長を務める森山裕衆議院議員は、「県医師連盟からは推薦をもらえなかったが、後援会を中心に政党や団体から幅広い推薦を得て、『県民党』として戦えたことが最も大きなポイントだった。今後も県議会で議論をしながら決断すべきことは決断し、『稼ぐ力』の向上や少子化社会への対応、離島振興などにしっかりと取り組んでほしい。党としても、方向性が一致する政策については支えていきたい」とコメントしています。

立憲民主党鹿児島県連の代表を務める柳誠子県議会議員は、「選挙結果は有権者の判断として受け止めている。今後4年間、鹿児島県民の暮らしを支える県政運営に取り組んでほしいし、マニフェストで掲げた政策をどう実行していくか、党として注視していきたい。一方、投票率が低かったことは大変残念で、より多くの有権者が投票に行くためにどうすればいいかをみんなで考えることは、今後の大きな課題だと思う」とコメントしています。

公明党鹿児島県本部の松田浩孝代表代行は、「コロナ禍の堅実な県政運営が、県民の支持を得たと考える。2期目では、自身が取り組む政策のアピール力や、重点政策での分かりやすい成果が求められる。2期目も連携をとり、稼げる鹿児島の実感のために頑張ってもらいたい」とコメントしています。

樋之口氏を自主的に支援した共産党鹿児島県委員会の山口広延委員長は、「樋之口里花候補を全力で支援した。どの候補に投票するか迷っている人が多かった印象がある。川内原発の20年運転延長の問題や馬毛島で進む自衛隊基地建設の問題、それに子育て政策などを争点に戦ったことで、県政の方向性を示せたと感じている。今後、国や県を変えていくために野党共闘を進めたい」とコメントしています。

国民民主党鹿児島県連の三反園輝男代表代行は、「およそ6割の県民に支持されたことは、1期目の取り組みと今後の県政運営の両方が評価されたものだと考える。特に、鹿児島県の基幹産業の稼ぐ力をもっと引き出し、県民所得を上げる施策に力を注いでいただきたい」とコメントしています。

社民党鹿児島県連合の山崎博幹事長は、「塩田氏は自民党が応援していたが、国民民主党や連合鹿児島も応援し、多くの声が集まったと受け止めている。2期目となる塩田氏には、自民党に引っ張られず、県民の思いを受け止め、県民本位の県政に取り組んでほしい」とコメントしています。