鹿児島県知事選 現職の塩田氏が2回目の当選

現職と新人、あわせて3人による争いになった鹿児島県知事選挙は、無所属で自民党と公明党、国民民主党が推薦した現職の塩田康一氏(58)が2回目の当選を果たしました。

鹿児島県知事選挙の開票結果です。

塩田康一 無所属・現 当選 33万7357票
米丸麻希子 無所属・新 18万608票
樋之口里花 無所属・新 5万3317票

自民党と公明党、国民民主党が推薦した塩田氏が、元県議会議員の米丸氏らを抑え、2回目の当選を果たしました。

塩田氏は、鹿児島市出身で58歳。
1988年に現在の経済産業省に入ったあと、2018年からは九州経済産業局の局長を務め、前回・4年前の県知事選挙で初当選しました。

選挙戦で、塩田氏は新型コロナの感染対策と社会経済活動の両立に取り組んだ1期4年の実績などをアピールしました。

その結果、推薦を受けた自民党と公明党、国民民主党の支持層を固めたほか、いわゆる無党派層などからも幅広く支持を集めました。

塩田氏は「今後の県政の大きな課題は、人口減少社会のなかでいかに地域の活力を維持・発展させていくかで、『稼ぐ力』の向上が重要だ。鹿児島県の基幹産業や企業の稼ぐ力の向上に向けて取り組みをしていきたい。県政発展のために決意を新たに頑張っていきたい」と述べました。