鹿児島県警察本部の相次ぐ不祥事を受け 住民の代表が意見

鹿児島県警察本部の相次ぐ不祥事を受けて、県内に27ある警察署の管内ごとに住民の代表で作られている警察署協議会の会長が参加する会合が開かれました。
県警によりますと「若い人の意見を吸いあげられるような職場にすべきだ」といった意見が出されたということです。

会議には県内27の警察署協議会の会長などおよそ40人が出席しました。

鹿児島県警察本部では、ことしに入って不同意わいせつや盗撮などの罪で3人の警察官が逮捕・起訴されたほか、元生活安全部長が職務上、知り得た秘密を漏らしたとして、国家公務員法の守秘義務違反の罪で逮捕・起訴されています。

会合では冒頭、県警の野川明輝本部長が相次ぐ不祥事について「責任者として深くおわび申し上げます」と謝罪したうえで「今の警察に至らない点など率直な意見を賜りたい」と述べました。

会議は非公開でおよそ2時間行われ、終了後に行われた広報の担当者の説明によりますと「若い人の意見を吸いあげられるような職場にすべきだ」といった意見や「第3者的な視点を持って警察行政の透明性を確保して欲しい」といった意見が出されたということです。

県警は出された意見を今月中にも取りまとめる予定の再発防止策に反映させるとしています。