暑さ対策 鹿児島市の仙巌園 ドライミストの装置設置

4日も県内では広い範囲で晴れて午前中から気温が上がり、真夏日となっているところが多くあります。
連日、厳しい暑さとなる中、鹿児島市の観光名所、旧薩摩藩主・島津家の別邸、鹿児島市の仙巌園には、霧状の水を噴射して気温を下げるドライミストの装置が設置され、訪れた人たちを迎えています。

鹿児島地方気象台によりますと、4日の県内は高気圧に覆われて広い範囲で晴れ、午前中から気温が上がっています。

午前11時半までの最高気温は、志布志市で33.7度、鹿児島市で33.6度、奄美市名瀬で33.3度などと各地で真夏日となっています。

また、屋久島町尾之間で32.9度と、ことし1番の暑さとなっています。

連日、厳しい暑さとなる中、旧薩摩藩主・島津家の別邸、鹿児島市の仙巌園には、霧状の水が瞬時に蒸発することで、周囲の温度を下げる効果がある「ドライミスト」の装置が設置されました。

この装置は今月1日から入り口や売店の前など園内の各所に設置され、総延長はおよそ120メートルにのぼります。

装置は湿度が77%以下、気温が25度以上で作動することになっていて、導入後はほぼ連日稼働しているということです。

仙巌園、広報担当の上村瑠那さんは「緑が美しい夏の時期がやってきましたので、涼しみながら園内を楽しんでほしい」と話していました。

装置はことし10月ごろまで稼働する予定だということです。