殺人未遂で逮捕・起訴の保育士 別の子どもの傷害容疑で再逮捕

今月7日、鹿児島市の幼稚園で男の子を刃物で切りつけたとして逮捕・起訴された保育士が、この事件の4日前にも別の子どもに暴行を加えてけがをさせていたとして、傷害の疑いで再逮捕されました。

再逮捕されたのは、南九州市知覧町の保育士、笹山なつき容疑者(21)です。

警察によりますと、保育士は今月3日の朝、鹿児島市の幼稚園で女の子を家具に打ちつける暴行を加え、顔におよそ1週間のけがをさせたとして傷害の疑いが持たれています。

保育士は、今月7日に幼稚園で2歳の男の子の首をカッターナイフで切りつけ、およそ1か月のけがをさせたとして逮捕されていて、28日、殺人未遂の罪で起訴されました。

警察によりますと、保育士が男の子を切りつけたとして逮捕されたあとに、女の子の保護者から「娘がけがを負わされた」と相談があり、容疑を認めたことなどから再逮捕したということです。

幼稚園は、弁護士を通じて「被害に遭われたお子様と保護者の方の心身の回復を心から願っております。園児や保護者の皆様が安心して通えるよう職員一同、力を尽くしていきたいと考えています。園としては調査委員会で原因調査と再発防止策の検討を進めていきますが、今後、司法の場で真相が解明されることを願っております」とコメントしています。