大谷選手の「かぶと」ふるさと納税の返礼品で最多寄付集める

大谷翔平選手が昨シーズンのエンジェルス時代にホームランを打ったときにかぶっていた「かぶと」。
薩摩川内市の工房が製作し市のふるさと納税の返礼品になりましたが、昨年度、市のふるさと納税の返礼品の中で、もっとも多く寄付を集めたことがわかりました。

これは、薩摩川内市が27日、市役所で開いた発注実績が優れた返礼品を表彰する「ふるさと納税返礼品アワード」で公表しました。

それによりますと、昨年度の薩摩川内市の返礼品の総数は1462点で、もっとも寄付を集めたのは、大谷翔平選手が昨シーズンのエンジェルス時代にホームランを打ったときにかぶっていた「かぶと」と同じモデルのかぶとでした。

全国から29件の申し込みがあり、あわせて2915万円の寄付を集めたということです。

27日は、関係者が出席して市役所で表彰式が行われ田中市長からかぶとを製作した甲冑工房の会社の田ノ上智隆社長に表彰状などが贈られました。

薩摩川内市の工房には、今も世界から見学に訪れる人たちが絶えないということです。

薩摩川内市の田中良二市長は「今後、特産品に磨きをかけてもらい市もPRを盛んにしていきたい」と話していました。

また、田ノ上社長は「すごくありがたいです。これからも社員とともにいいものづくりを続けていきたい」と話していました。