桜島で爆発的噴火 噴煙が3000メートルの高さまで上がる

22日夕方、鹿児島市の桜島で爆発的な噴火が発生し、噴煙が火口から3000メートルの高さまで上がりました。
噴煙は北西方向へ流れていて、気象台が注意を呼びかけています。

気象台によりますと、22日午後5時18分、桜島の南岳山頂火口で爆発的な噴火が発生し、噴煙が火口から3000メートルの高さまで上がりました。

また、大きな噴石が火口から、800メートルから1100メートルまで飛んだのが確認されました。

この噴火で噴煙が火口から北西へ流れ、今夜11時までは桜島の島内で「やや多量」の降灰があり、降灰はいちき串木野市や薩摩川内市まで流れると予想されています。

気象台は、「やや多量」の降灰が予想される地域では、傘やマスクなどで降灰対策をし、車を運転する人は徐行運転に心がけるよう呼びかけています。

気象台は桜島に引き続き噴火警戒レベル「3」の火口周辺警報を発表していて、南岳山頂火口と昭和火口からおおむね2キロの範囲では、噴火に伴う大きな噴石や火砕流に警戒が必要です。