東京 渋谷で「鹿児島おはら祭」開かれる

「花は霧島、たばこは国分」の歌いだしで知られる鹿児島の民謡「おはら節」に合わせて踊りながら街を練り歩く「おはら祭」が、鹿児島と縁の深い東京・渋谷で、19日、開かれました。

東京・渋谷区は、名前の由来となった豪族の渋谷氏が鎌倉時代に薩摩に領地を得たことや、鹿児島出身の東郷平八郎をまつった東郷神社があるなど、鹿児島と縁が深いところです。

こうしたことから、平成10年からは、鹿児島県出身者などでつくる実行委員会が、渋谷駅近くの道玄坂周辺で「渋谷・鹿児島おはら祭」を開いています。

19日は、首都圏に住む鹿児島にゆかりのある人たちや、祭りにあわせ鹿児島から駆けつけた団体など、およそ2200人が参加しました。

出身地や出身校などが同じ人たちで作る「連」と呼ばれる60の踊り手グループは、おそろいのはっぴや大島紬の着物で登場。

「ラブラブ渋谷」といったフレーズが特徴の「渋谷音頭」や「おはら節」などを繰り返し踊りながら、渋谷の街を練り歩きました。

沿道では、大勢の買い物客や外国人観光客が足を止め、楽しそうに踊る踊り手たちの写真を撮ったり、拍手や歓声を送ったりしていました。