特産「唐浜らっきょう」の出荷始まる 薩摩川内市

鹿児島県薩摩川内市で、海岸沿いの砂地で育てる特産の「唐浜らっきょう」の出荷が始まりました。

30日は、薩摩川内市の選果場で生産者や販売担当者らおよそ30人が出席して出発式が行われ、テープカットをして出荷の開始を祝いました。

鹿児島県は鳥取県に次ぐ砂丘らっきょうの産地で、薩摩川内市では54人の生産者があわせて23ヘクタールの海沿いの砂地の畑でらっきょうを生産しています。

JA北さつまによりますと、ことしは暖冬に加えて年明けから雨と日照に恵まれたことから去年に比べて玉ぶとりもよく味もおいしく仕上がっているということです。

JA北さつま唐浜らっきょう部会の上山洋平部会長は「砂丘でできているでシャキシャキとした食感があってとても美味しいです」と話していました。

「唐浜らっきょう」の収穫は6月初めごろまで行われ、去年よりもやや多い年間360トンあまりが横浜や名古屋、それに福岡などに出荷されるということです。