志布志市で「お釈迦まつり」5年ぶりに「シャンシャン馬」復活

お釈迦さまの誕生を祝う鹿児島県3大祭りのひとつ「お釈迦まつり」が、29日志布志市で開かれ、5年ぶりに馬に乗った新婦が街を練り歩く「シャンシャン馬」が復活し、多くの来場者でにぎわいました。

江戸時代に始まったとされる志布志市の「お釈迦まつり」は、市内の寺で行われる釈迦の誕生を祝う潅仏会として毎年、この時期に行われています。

ことしは、恒例の稚児行列や「踊り連」のほか、この1年で結婚したか、結婚を控えている新婦が着物姿で馬に乗り、その馬を新郎が引いて街を練り歩く「シャンシャン馬」が5年ぶりに復活し、参加した3組のカップルが沿道から祝福を受けていました。

また、まつりでは、仏像に年の数だけ甘茶をかける風習があり、寺の境内では、訪れた人たちが無病息災を願っていました。

シャンシャン馬に参加した鹿児島市の平原拓哉さんと恵里奈さん夫婦は、「初めて志布志の文化に触れ志布志が大好きになりました。3大祭りのひとつなのでこういう素敵な行事が身近にあってうれしいです」と話していました。

近くで美容室を営む女性は、「すごく久しぶりのシャンシャン馬なのですごく素敵でした。3名ともきれいでした」と話し別の80代の女性は、「自慢のまつりです。遠くに行った人もこの日のことは思い出すようで電話が来ます。残ってほしいです」と話していました。