長島町で“制服バンク“ 使い終わった制服など無償提供

使い終わった制服やランドセルなどを集め、必要としている人に無償で提供する「制服バンク」という取り組みが長島町で始まりました。

「制服バンク」を始めたのは、長島町にあるみかんの博物館「日本マンダリンセンター」です。

地域おこし協力隊として博物館で活動している東京出身の渋谷日和さんが発案し、博物館の3階には、町内5つの中学校の夏用や冬用などの制服およそ50着がサイズごとに保管されています。

このほか、中学の授業で使う柔道着やジャージ、それに小学生向けのランドセルもあります。

これらの学用品は住民から寄付されたもので、必要としている町内の小学生と中学生に無償で提供される仕組みです。

制服などがほしい人は、当面、休館日の火曜を除いて毎日受け付けているということです。

一方、制服などの寄付は今月29日まで受け付けていて、クリーニングしたうえで持参してほしいとしています。

地域おこし協力隊の渋谷日和さんは「必要としている人がいつでも気軽に取りに来ていただければと思い、始めました。近くのスーパーに立ち寄るような気分で来ていただけるような場所にしたい」と話していました。