鹿児島市中心部の天文館地区で火事 飲食店が焼ける

15日昼前、鹿児島市中心部の天文館地区で、平屋建ての飲食店が焼ける火事があり、火はおよそ2時間後に消し止められ、この火事でけが人はいませんでした。
鹿児島市の中心部での火事ということもあって、出火当時、現場には大勢の人が集まり、一時騒然となりました。

警察と消防によりますと、15日午前11時49分ごろ、鹿児島市山之口町で「煙が出ている」という通報が付近の住民から相次ぎました。

火が出たのは、木造平屋建ての飲食店で、警察によりますと、飲食店の従業員が、仕込みで油を溶かす作業をするために火をつけたあと、別の作業にとりかかっているうちに、火があがったということです。

出火当時、店は開店前で従業員は1人だけで、すぐに店の外に出たということです。

警察や消防によりますと、この火事でけが人はいないというということです。

消防によりますと、火はおよそ2時間後に消し止められました。

鹿児島市の中心部での火事ということもあって、出火当時、現場には大勢の人が集まり、一時騒然となりました。


【目撃者の話】

火事があった現場の隣のビルで清掃をしていた60代の男性は、「白い煙が見えて、どこから出ているのだろうと思って見に行くと、火が上がっているのが見えました。最初は2階ぐらいの高さまで上がっていました。ビルが密集している場所なので、ほかに延焼するのが怖いです」と話していました。

また、現場付近にいた別の男性は、「サイレンの音が聞こえて、煙が見えたので見に来ました。火は見ていませんが、煙がかなり多くて、上のほうまで上がっていました」と話していました。