各地でマンホールのふたで地域の魅力伝える取り組み

人気キャラクターと自治体がコラボしたマンホールのふたで地域の魅力を伝えようという取り組みは、各地で行われています。

このうち、指宿市では名前の語呂が似ていることから、6年前に世界中で人気の「ポケットモンスター」のキャラクター「イーブイ」がデザインされたマンホールのふたを設置しました。

その後、イーブイの進化形キャラクターのふたを、縁結びの島として知られる「知林ヶ島」の近くなど、観光スポットや歩道に新たに8か所、設置しました。

指宿市によりますと、これら“ポケふた”と呼ばれるポケモン柄のマンホールを設置した直後に、市のホームページのアクセス数やSNSのフォロワーが大幅に増えたほか、市が作成した“ポケふた”の設置場所を示すマップの配布数は、昨年度はコロナ禍の令和2年度の7倍にのぼり、市はマンホールのふたをきっかけに観光客の誘致につながっていると分析しています。

指宿市観光課の肥後瑞希主事は「マンホールを通じて指宿の文字を読めない人たちが指宿を知り、訪れる機会となっている。マンホールめぐりをしながら市内の観光を楽しんでもらっている」と話していました。