小林製薬「紅麹」健康食品摂取 新たに2人が健康被害

「小林製薬」の「紅麹」の成分を含む健康食品を摂取した人が、腎臓の病気などを発症した問題で新たに、鹿児島市に住む2人の女性が健康被害を訴えていることが分かりました。
これで、県内で、健康被害の相談や報告があったのは5人となりました。

鹿児島市によりますと、市内の50代の女性は、ことし1月から大阪市から回収命令が出ている小林製薬の「紅麹コレステヘルプ」を摂取していて、体調不良を感じて医療機関を受診したところ、軽度の腎障害の疑いがあると診断されました。

8日、小林製薬の本社がある大阪市から鹿児島市保健所に報告があったということです。

また、市内の40代の女性は、ことし1月から「紅麹コレステヘルプ」を摂取していたところ、けん怠感や足のむくみなどの症状が出たということです。

先月22日に摂取をやめて以降、症状は回復しているということですが、8日、女性が受診した医療機関から保健所に報告があったということです。

県と市によりますと、県内で健康被害を訴える相談や報告があったのは、これで5人となりました。

県と鹿児島市は、回収の対象となっている小林製薬の健康食品の摂取を中止するとともに、体調不良を感じた場合は医療機関を受診するか、最寄りの保健所に相談するよう呼びかけています。