鹿児島市の銭湯「太陽ヘルスセンター」 燃料費高騰などで閉店

長年、県民から親しまれてきた鹿児島市の銭湯「太陽ヘルスセンター」が燃料費の高騰などのため閉店することになり、最終日の31日、閉店を惜しむ客が多く訪れました。

鹿児島市武にある「太陽ヘルスセンター」は1990年に開業し、サウナや水風呂なども備える人気の銭湯として年間10万人以上が利用していました。

しかし、湯の温度を維持するためのガス代や電気代が2年前ほどに比べ1.5倍から2倍に高騰し、赤字が続いていたことなどから、運営会社が令和5年度での閉店を決めたということです。

最終日の31日は午前零時までの営業で、最後の湯につかろうと客が次々に訪れ、思い出を語り合ったりして閉店を惜しんでいました。

親子で訪れた男性は「20年ぐらい前から来ていて、子どもが小さい時も一緒に来ていました。その後も月1ぐらいで来ていて、湯加減はきょうも最高でした」と話していました。

友人と訪れていた女性は「お湯が好きで1週間に2・3回来ています。なくなるのは寂しくて泣きたくなります。夜遅くまでやっているので、働いている人は遠くから来ている人もいました」と話していました。