沖永良部島 「日本じゃがいも王選手権」 鹿児島 和泊町

日本一早いジャガイモの収穫で知られる沖永良部島で、競技を通じて特産のジャガイモに親しんでもらおうというイベントが開かれました。

和泊町の運動場で24日開かれたのは「日本じゃがいも王選手権」です。

沖永良部島は温暖な気候と栄養分の多い赤土をいかしてジャガイモの栽培が盛んで「春のささやき」というブランド名で全国で最も早く出荷されています。

選手権にはおよそ400人の島民が参加し、ジャガイモの重さを当てる競技のほか、皮をむく速さ、それに「緑化イモ」と呼ばれる食べられなくなったイモを投げて飛距離などを競いました。

このほか会場では、ジャガイモを好きなだけ袋詰めできるコーナーが設けられ大勢の人でにぎわったほか、地元のバンドが沖永良部島のジャガイモをテーマした歌を披露しました。

参加した人は「気分転換になっていいと思う。日本で最初にジャガイモが食べられる場所なので全国にPRしたい」と話していました。

主催した市来武次さんは「ジャガイモを使った変わった競技をすることで、楽しいイベントができるのではないかと考えました」と話していました。