小学生が郷土料理の「さつま汁」づくり 大崎町

鹿児島の郷土料理「さつま汁」にもっと親しんでもらおうと、子どもたちが食材選びから調理までを体験するイベントが大崎町で開かれました。

このイベントは、農業や畜産が盛んな大崎町が食育の一環として郷土料理の「さつま汁」を身近に感じてもらおうと、20日、開いたもので、小学生13人が参加しました。

子どもたちは、グループごとに、まず800円の予算で10人分の「さつま汁」の食材の調達にのぞみ、会場に用意された地元でとれたにんじんやねぎなどの野菜を選んでいました。

このあと、慣れない手つきで包丁や皮むき器を使って下ごしらえし、JA女性部のアドバイスも受けながら調理していました。

そして、特産の鶏肉など具材がたっぷりと入ったオリジナルの「さつま汁」が出来上がると、おいしそうに味わっていました。

参加した小学生は「いつものご飯よりおいしかったです」とか、「さつま汁を家でも作りたい」などと話していました。

イベントを企画した大崎町農林振興課の寺原健尊さんは「日頃、家で食べているものに、どういう食材が使われていて、どこが産地なのか学びを深めてほしい」と話していました。