獣医師などを養成する教育・研究施設 開設記念式典 曽於市

来月、曽於市にオープンする、獣医師などを養成する教育・研究施設の開設記念式典が9日、行われました。

畜産が盛んな曽於市は、鹿児島大学と連携しておよそ28億円をかけて、獣医師などを養成したり家畜の衛生管理などに関する研究を行ったりする「南九州畜産獣医学拠点」を来月1日、開設します。

施設では9日、オープンを前に記念式典が行われ、関係者およそ250人が参加しました。

この中で、曽於市の五位塚剛市長と鹿児島大学の佐野輝学長があいさつし、「農畜産業を盛り上げていくことが人口が減少するこの地域に光を照らす」などと述べ、施設の完成を祝いました。

式典のあとは、地元の食材を使った料理などを提供するカフェや、ポニーやミニチュアホースの乗馬体験ができる馬場など、一般の人も利用できるようになる施設も公開され、関係者が視察していました。

曽於市の五位塚市長は「計画から5年がたち、市民をはじめ多くの業者が獣医学の拠点ができたことを喜んでいる。獣医師が不足する中、学生を育てていく拠点になることはすばらしく、市にとっても大変うれしい」と話していました。