香港と鹿児島を結ぶ香港航空定期便 3月末に4年ぶり再開

新型コロナの影響で運休していた香港と鹿児島を結ぶ「香港航空」の定期便が、今月末から4年ぶりに再開することになりました。

運航を再開することが決まったのは、香港と鹿児島を結ぶ「香港航空」の定期便です。

第1便は今月31日に鹿児島空港に到着し、国際線ターミナルでは観光客を歓迎するセレモニーが行われる予定です。

「香港航空」の定期便は、毎週水曜日と金曜日、それに日曜日にそれぞれ1往復2便が運航されます。

県によりますと、コロナ禍前の2019年に香港から県内を訪れた宿泊客は、海外から訪れた人の全体の3割にあたる延べ22万5000人余りで最も多く、定期便の再開による経済効果が期待されています。

鹿児島空港の国際線は、4年前の2020年3月からすべての路線が運休となっていましたが、去年香港エクスプレスと大韓航空が相次いで定期便を再開したほか、ことし5月には、台湾の航空会社「チャイナエアライン」が台北便が再開する予定となっているなど、インバウンド需要の回復に向けた動きが加速しています。

一方、鹿児島空港の国際線では、航空機の地上誘導などを担う「グランドハンドリング」の人手不足が課題になっていて、県は事業者に対する支援を拡充し、外国人観光客の受け入れ体制を確保する考えです。