能登半島地震 鹿児島の小学生が被災地に義援金

能登半島地震で被災した人たちを支援しようと、鹿児島市の小学生たちが集めた義援金が、日本赤十字社を通して被災地に届けられることになりました。

鹿児島市の山下小学校で開かれた義援金の贈呈式には、児童の代表2人と日本赤十字社の職員など7人が参加しました。

はじめに、6年生の時永侑星さんが「私たちの気持ちがこもったお金をどうか届けてください」とあいさつしました。

そして、同じく6年生の越智侑庵さんが「がんばって石川県!」と書かれた義援金箱を日本赤十字社の職員に手渡しました。

義援金は、子どもたちが登校中の児童から正門前で集めたり、保護者が学校に持参したりしたもので、あわせて9万4500円余りが集まったということです。

贈呈された義援金は今後、日本赤十字社を通して能登半島地震の被災地に送られるということです。

越智さんは「義援金には、被災した人たちのために少しでも役に立ちたいという思いがこめられています。このお金を使って、困っている人たちに食料などを届けてほしい」と話していました。

義援金を受け取った日本赤十字社鹿児島市地区の前田浩文事務長は「子どもたちの思いが伝わりました。被災した方々が一日でも早く笑顔を取り戻せるように使っていきたい」と話していました。