屋久島でサイクリング大会 4年ぶりに開催 170人が参加

去年12月、世界自然遺産に登録されて30年を迎えた屋久島で、自然豊かな島を走るサイクリング大会が、18日、4年ぶりに開催されました。

この大会は、自然豊かな屋久島を自転車で体感してもらおうというイベントで、コロナ禍で中断していましたが、ことしは4年ぶりに開催されました。

コースは、島内を1周する100キロのほか、その半分の50キロなどが設けられ、あわせておよそ170人が参加しました。

このうち、100キロのコースでは、参加者たちが、朝日が差し込む午前7時半ごろにスタートし、沿道に並ぶ人たちの応援を受けながら、それぞれのペースで自転車を走らせていました。

また、参加者たちは、海沿いや山の緑が広がるコースを楽しみ、休憩スポットでは、地元の人たちがふるまう料理も堪能していました。

東京から屋久島に来た2人組は「サイクリングをしてこんなにいい景色だとは思わなかった」とか、「屋久島のみんながあたたかく迎え入れてくれて楽しく走ることができた」と話していました。

北九州市から来た小学4年生の女の子は「カーブがある坂がきつかったです。屋久島は海がきれいなところがいいです」と話していました。

孫と一緒に参加した肝付町の男性は「大雨の中で走った4年前もいい思い出だが、きょうは最高の天気だった。この大会はおもてなしがすごく、毎回楽しい」と話していました。