打ち上げ成功願い酒造会社が「H3」に見立てたボトル焼酎販売

種子島宇宙センターがある鹿児島県南種子町では、「H3」2号機の打ち上げ成功を願って、地元の酒造会社が「H3」に見立てたボトル焼酎の販売を始めました。

南種子町の酒造会社が販売を始めたのは「H3」ロケットの打ち上げを意味する「H3 ROCKET LAUNCH」と名付けられた芋焼酎です。

「H3」と同じ「JAPAN」と記された300ミリリットルのボトルはロケット本体を、両サイドの100ミリリットルの2本のボトルは補助ロケットをイメージして作られています。

3本セットで販売され、パッケージに入れると「H3」が発射台に設置されているように見える工夫もされています。

原料には地元・種子島で収穫されたサツマイモが使われ、このうちロケット本体を見立てたボトルに入った焼酎には、かつて、スペースシャトルで国際宇宙ステーションに運ばれ宇宙を旅したこうじと酵母が使用され、芋の香りだけでなく、口当たりが柔らかく甘みが楽しめるのが特徴だということです。

商品を作った酒造会社の上妻寛大社長は「ザ・ロケットと言えるようなわかりやすい商品を作りました。前回、打ち上げに失敗してみんなが落ち込んだので今度こそ成功して欲しいです」と話していました。

この焼酎のセットは種子島の酒店などのほかインターネット上で販売しているということです。