南さつま 鳥インフルエンザ発生の養鶏場 ニワトリの処分完了

鹿児島県は、鳥インフルエンザが発生した南さつま市の養鶏場などで飼育されていたニワトリ、あわせておよそ1万4000羽の処分が完了したと発表しました。

10日、南さつま市の養鶏場で死んでいるニワトリが増えたという通報があり、遺伝子検査の結果、高病原性とみられる「H5型」の鳥インフルエンザウイルスが検出されました。

県は11日から、この養鶏場や同じ管理者が行き来する関連の養鶏場で飼育されているニワトリ、あわせておよそ1万4000羽の処分を進めていて、12日午前4時半に完了したと発表しました。

また、養鶏場の清掃・消毒などの防疫措置については、午後5時半に完了したということです。

県は引き続き、養鶏場の清掃・消毒などの防疫措置を急ぐとともに、▽養鶏場の半径3キロ以内をニワトリや卵の移動を禁止する「移動制限区域」に、▽半径3キロから10キロ以内を地域外への移動を禁止する「搬出制限区域」に指定し、周辺の4か所に消毒ポイントを設け関係車両の消毒を行っています。

今シーズン、養鶏場での鳥インフルエンザの発生は全国では9例目、鹿児島県内では、去年12月の出水市の養鶏場に続いて2例目です。