県内 去年 マリンレジャーに伴う事故で10人死亡 注意を

県内では去年、釣りや遊泳中に溺れるなどマリンレジャーに伴う事故であわせて10人が亡くなり、第10管区海上保安本部は救命胴衣の着用の徹底など注意を呼びかけています。

第10管区海上保安本部は、去年1年間の海難事故の発生状況について発表しました。

それによりますと、県内でマリンレジャーに伴う事故にあった人はあわせて28人でした。

このうち、死亡した人は10人で前の年よりも2人少なくなりました。

状況別に見ると、遊泳中が5人、釣り中が3人、磯遊びとスキューバダイビング中がそれぞれ1人となっています。

釣り中の死亡事故は全員が海への転落に伴うものだということで、海上保安本部は、単独行動を避けるとともに救命胴衣の着用を徹底するよう呼びかけています。

一方、海難事故に関係した船舶は65隻で、前の年よりも11隻少なくなりましたが、あわせて5人が死亡しました。

船の種類別では漁船が21隻と最も多く、次いでプレジャーボートが16隻となっています。

事故の種類別でみると、エンジントラブルなどの機関故障が24隻、衝突が13隻、座礁が10隻などとなっていて、海上保安本部は専門業者による定期的な検査や出航前の点検などを呼びかけています。