鹿児島を代表する特産品「たんかん」の収穫始まる 南大隅町
鹿児島を代表する特産品のひとつ「たんかん」の収穫作業が、本土最南端の町、南大隅町で始まりました。
「たんかん」は、かんきつ類の中でも糖度が高く果汁が多いのが特徴の南国特産の果物で、鹿児島県は全国一の生産量を誇っています。
本土最南端の町、南大隅町では、「T−132」という品種の「たんかん」が収穫時期を迎え、30日は対岸の開聞岳を望む果樹園に地元の幼稚園児が招かれ、ハサミ入れ式が行われました。
園児たちはオレンジ色に実った「たんかん」を摘み取ったあと、農家の人から皮のむき方を教わりおいしそうに食べていました。
30年間、たんかんを栽培している農家の南俊昭さんは「今まで作った中で一番いい出来栄えです。味には自信があります」と話していました。
南大隅町では10ヘクタールの果樹園で「たんかん」が栽培されていて、ことしは80トンの収穫を見込んでいるということで、3月上旬まで出荷作業が続きます。