鹿児島市磯地区に計画 日豊線の新駅名称 3案をJRに提出へ

鹿児島市の磯地区に計画されているJR日豊線の新しい駅の名称について、経済団体などで作る協議会は、旧薩摩藩主・島津家の別邸で世界文化遺産に登録されている「仙巌園」が入った3つの案をJR側に提出することを決めました。

25日に鹿児島市で開かれた、県や市、それに経済団体でつくる協議会では、JR九州が鹿児島市磯地区で来年3月末までの開業を計画している日豊線の新しい駅の名称について、仙巌園前、仙巌園、磯仙巌園の3つの案が示されました。

これらの案は、協議会が県内に住む人たちを対象に去年の10月中旬から11月末までインターネットと郵便で募集し、寄せられた1168件の中で応募が多かった名称だということです。

協議会は、この3つの案をJR九州に提出することを決めました。

「磯新駅設置協議会」の藤安秀一会長は「いずれも慣れ親しんだ固有名詞が入り、なるほどと思わせる名称だ。どれをとっても駅が設置される場所にふさわしいと思う」と話していました。

藤安会長は来月1日、福岡市のJR九州の本社を訪れて、これら3つの案を提出し、JRが3月までに決めるということです。