県が台湾南部の屏東県と連携協定結ぶ 経済・観光で交流を

鹿児島県は、台湾南部の屏東県と経済や観光などの分野で交流を深める連携協定を交わし、今後、輸出の促進や観光客の誘致に取り組むことになりました。

鹿児島県が協定を結んだのは、台湾最南端に位置する人口およそ82万の屏東県で、22日塩田知事が屏東県の周春米県長を訪問し交流の活性化に関する連携協定を結びました。

協定では、観光客の誘致に向けた事業の実施に協力することや、農林水産物などの販路拡大のため、物産展や商談会を開催することなどが定められています。

屏東県は漁業や観光業のほか温暖な気候をいかしたパイナップルなどの果物やコーヒー豆などの農業も盛んな地域で、鹿児島県と基幹産業が似ていることなどからこれまでも互いの地域の特産品を販売する物産展などを通して交流を深めてきました。

去年6月には鹿児島と台湾を結ぶチャーター便の運航が再開され、今回の協定によって双方の結びつきを深め経済や観光などの分野で追い風となるか注目されます。