青まだらの「リュウキュウアサギマダラ」が集団越冬 奄美大島

鹿児島県の奄美大島では青のまだら模様が特徴のちょう、リュウキュウアサギマダラが集団で越冬する時期を迎えています。
複数がまとまって羽を休めたり飛んだりする様子が見られるのはこの時期だけで、青い羽が冬の奄美の林を彩っています。

リュウキュウアサギマダラは、奄美大島よりも南の地域に生息するちょうで、広げると10センチほどの黒い羽に鮮やかな青のまだら模様が特徴です。

気温が下がる冬の時期に、風が当たりにくい林の中などで、集団で羽を休める習性があります。

19日、奄美市笠利町の林では、リュウキュウアサギマダラがまとまって枝の先で羽を休めたり飛んだりして、奄美の冬の林を彩っていました。

環境省などによりますと、リュウキュウアサギマダラは年間を通じて島内に生息していますが、暖かい時期は広範囲に分布していて、林の一角などにまとまっているのは冬の時期だけだということです。

こうした集団越冬は、ことしは来月中旬ごろに終わると見込まれています。