国内最大のツル飛来地 出水平野の魅力伝える写真展 出水市

国内最大のツルの飛来地、鹿児島県の出水平野に広がる干拓地の自然と訪れる野鳥の魅力を伝える写真展が出水市で開かれています。

この写真展は、出水市のツル博物館「クレインパークいずみ」が去年開いた写真コンテストで入賞した作品31点を展示しています。

テーマは「湿地と野鳥」で、季節や時間帯によって変化する湿地の表情や、飛来したツルなどの野鳥の姿が生き生きと捉えられています。

このうち最優秀作品は、夕日を浴びて干潟にたたずむさぎの姿を捉えた作品です。

夕日のオレンジ色に染まる干潟の海にいる1羽のさぎが存在感を持って表現されています。

また、干潟に注ぐ米ノ津川を撮影した作品は、空を流れる初夏の雲が川面にくっきりと映る様子が爽やかに表現されています。

クレインパークいずみの堀昌伸館長は「1万羽を超えるツルが出水平野の干潟に来ているので、ツルを見に来ていただいた折りに是非、写真展も見に来てください」と話していました。

この写真展は、来月25日まで開かれています。