外国人のためのバスの乗り方講習会 沖永良部島

沖永良部島で、島内に住む外国人に路線バスの乗り方を学んでもらおうという講習会が開かれました。

和泊町役場で開かれたこの講習会は、知名町と和泊町、それに委託を受けて外国人向けの生活ガイドを作成している地元企業が開きました。

この企業が、沖永良部島に住む外国人を対象に生活で困っていることについてアンケートをしたところ、「バスの乗り方が分からない」という声が上がったことから講習会を開いたということです。

講習会には、島内に住む5人のインドネシア人が参加し、初めに、バスの乗り方や降り方について、写真とともに紹介する資料を見ながら、バス停でもバス停ではないところでも乗れるバスに乗ったら整理券を取る、降りる時には運転手の左にある箱に運賃と整理券を入れる、といった手順を学びました。

そして、実際に路線バスに乗り15分ほどかけて隣町の知名町に向かい、講習で学んだことを確認していました。

知名町では観光協会を訪れ、地元の人たちと一緒にアクセサリーを作ったり一緒に体を動かしたりして、交流を深めていました。

講習会に参加したインドネシア人の男性は「いい経験になりました。バスは便利なのでまた乗りたい」と話していました。