県産の茶 ことし初めての取引会 鹿児島市

全国有数の生産量を誇る鹿児島県産の茶のことし初めての取り引きが鹿児島市で行われました。

鹿児島市南栄の「かごしま茶流通センター」で行われたことし初めての茶の取引会には、県内の販売業者22社が参加しました。

9日は霧島市や南九州市などで去年4月から10月にかけて生産された茶葉85点、およそ6.4トンが入札にかけられました。

そして、買受人と呼ばれる目利きのプロが茶葉を手に取って色や香りを確かめ入札価格を決めていました。

このあと、参加者全員で三本締めをしてことし1年の活発な取り引きを祈願しました。

鹿児島県茶業会議所によりますと9日の入札では、1キロあたりの平均価格は去年より653円高い1884円でした。

鹿児島県茶業会議所の柚木弘文会頭は「ことしは緑茶文化の継承を図りつつ輸出に向けた取り組みも進めなければいけない。生産量が全国で3割を占め年々シェアが伸びている鹿児島は日本茶をリードする産地になると自負している」と話していました。