県医師会元職員不起訴処分を不服 女性看護師が検審申し立てへ

新型コロナウイルスの宿泊療養施設で女性看護師に性的暴行をしたとして書類送検された鹿児島県医師会の元職員が不起訴処分となったことをめぐり、女性がこの処分を不服として検察審査会に審査を申し立てる方針であることが関係者への取材でわかりました。

鹿児島県医師会の30代の元職員の男性は、3年前の8月から9月にかけて、新型コロナの患者を療養するため県が設けた宿泊療養施設で女性看護師に性的暴行を繰り返したとして去年6月、書類送検されましたが、鹿児島地方検察庁は先月、この元職員を不起訴処分にしました。

これに対し、女性看護師は処分を不服として今月中にも検察審査会に審査を申し立てる方針であることが関係者への取材でわかりました。

女性看護師は「十分に捜査が尽くされたと思えず納得ができない。適正な判断をしてもらうため申し立てることにした」と話しているということです。

これについて鹿児島地方検察庁は「お答えできない」としています。