去年6月に書類送検の県医師会元職員 先月不起訴処分に

新型コロナウイルスの宿泊療養施設で女性看護師に性的暴行をしたとして、去年6月に書類送検された鹿児島県医師会の元職員について鹿児島地方検察庁が先月、不起訴処分にしていたことがわかりました。

不起訴になったのは、県医師会に務めていた30代の元職員です。

元職員は、3年前の8月から9月にかけて、新型コロナの患者を療養するため県が設けた宿泊療養施設で、女性看護師へ性的暴行を繰り返したとしておととし刑事告訴され、去年6月、書類送検されていました。

この元職員について、鹿児島地方検察庁が、先月22日、不起訴処分にしていたことがわかりました。

この問題では、県医師会が、弁護士などで構成する調査委員会を設置して調査した結果、「合意があるものと判断した」などと結論づけて停職3か月の処分にしています。

元職員は、その後、医師会を退職していました。

元職員が不起訴処分になったことについて、県医師会は「すでに組織としての処分を行っているため、今コメントすることはない」としています。