鳥インフルエンザ ニワトリや卵の「搬出制限区域」解除

出水市の養鶏場で今シーズン初めて鳥インフルエンザが検出されたことを受けて指定された、ニワトリや卵の移動を禁止する「搬出制限区域」について、周辺の養鶏場で感染の広がりが確認されなかったことから、県は、20日、制限を解除しました。

出水市の養鶏場で今月2日、飼育されているニワトリから高病原性の鳥インフルエンザウイルスが検出され、県は、半径3キロ以内を養鶏場などからニワトリや卵の移動を禁止する「移動制限区域」に、半径3キロから10キロ以内をその地域外への移動を禁止する「搬出制限区域」に指定しました。

その後、半径3キロ以内の17の農場で検査を行った結果、新たな感染が確認されなかったことから、県は、20日午前11時に、半径3キロから10キロ以内の「搬出制限区域」を解除しました。

このまま新たな感染が確認されなければ、今月26日には半径3キロ以内の「移動制限区域」も解除するということです。

一方、出水市では、死んだツルなどの野鳥から鳥インフルエンザウイルスが相次いで検出されていることから、県は引き続き県内の養鶏場に対し、対策を徹底するよう呼びかけています。