鹿児島市のホームセンターには灯油を買い求める人たちの姿

21日から大雪のおそれがあるなか、鹿児島市のホームセンターでは、寒さに備える人たちの姿が見られました。

ホームセンターの敷地内にある灯油ステーションには、20日朝から灯油を買い求める人たちが、相次いで訪れていました。

灯油を買った鹿児島市の50代の女性は、「居間に置いているストーブで使います。雪が降る前に買っておこうかなと思い、きました。出費は痛いですが、寒いのは苦手なのでほかのものを節約します」と話していました。

鹿児島市の70代の男性は、「ずっと暖かかったですが、寒くなってきたので家のファンヒーターで使います。天気予報では、しばらく気温が低いので、ヒーターを使わないとブルブル震えてしまいそうです」と話していました。

店によりますと、灯油は先週の土曜日から売り上げが伸び始め、連日、300人以上の人が買っているということです。

ホームセンターの売り場では、脱衣所と浴室などの温度差によって血圧が急激に変化し、心筋梗塞などを引き起こす「ヒートショック」を防ぐために脱衣所に置く小型の暖房器具を買い求める人も増えているということです。

一方で、ここ最近は、例年よりも気温が高い日が多かったことから、石油ストーブやホットカーペットなどの暖房器具の売り上げは例年の3分の1程度で、使い捨てカイロの売り上げは、半分程度だということです。

「ホームセンターきたやま」の林田誠二参事は「お客さんの数が徐々に増えていて、売り上げもこれから伸びていくと思います」と話していました。