離島からの車検 車の運搬費軽減へ 県が補助する方向で検討

民間の整備工場をはじめ車の車検を受ける施設がないため、車検のたびに島から鹿児島市などに船で車を運搬する負担を減らそうと、県は、来年度から運搬費の補助を実施する方向で検討を進めています。

県内では、三島村や十島村などの15の島に、民間の整備工場をはじめ車の車検を受ける場所がなく、島の人たちは、車検のたびに鹿児島市や奄美市などにフェリーで車を運搬しています。

県によりますと、運搬費が最も高いのが十島村の諏訪之瀬島と平島で、鹿児島市を往復するのに普通自動車の場合はおよそ7万5000円かかっているということです。

こうした状況を受けて、島の人たちからは負担の軽減を求める声が上がっていることから、県は、車の運搬費の補助を来年度から実施する方向で検討を進めています。

具体的には、県が独自に行っている離島の事業を支援する補助金の対象に追加し、島の自治体が車の運搬費の支援事業を実施する場合に、県が事業費の7割を補助することにしています。

県によりますと、島の自治体で現在、運搬費の支援事業を実施しているのは三島村だけで、県は、ほかの自治体にも支援事業の実施を呼びかけることにしています。

県は、島の自治体の支援事業の状況を見ながら、運搬費の補助について来年度の予算案に盛り込む方針です。