「忘年会や新年会を実施する」県内企業の6割以上

新型コロナが5類に移行してから初めての年末年始を迎えますが、忘年会や新年会について「実施する」と答えた企業が県内では6割以上にのぼったことが信用調査会社の調べでわかりました。

東京商工リサーチは、ことし10月、忘年会や新年会の開催について全国でアンケート調査を行い、鹿児島県内では35の企業から回答を得ました。

それによりますと、忘年会や新年会を「実施する」と答えた企業は62.86%でした。

これは、去年の調査より16.91ポイント多く、新型コロナの感染拡大以降、初めて半数を超えたほか、全国でも8番目に高い割合でした。

回答の内訳では、「コロナ禍前も今回も実施する」と答えた企業が48.57%、「コロナ禍前は実施せず今回は実施する」が14.29%、「コロナ禍前は実施し今回は実施しない」が8.57%、「コロナ禍前も今回も実施しない」が28.57%となりました。

鹿児島県では、新型コロナの5類移行で従業員の親睦の場として実施する企業が多い傾向にある一方、全国的にはコロナ禍で生活様式が変わり、忘年会・新年会を行う企業文化がなくなっている傾向がみられるということです。

東京商工リサーチ鹿児島支店は「円滑なコミュニケーションや仕事の意欲向上を目的とした“飲みニケーション”は岐路に立っている。飲食店や関連業種は例年以上に地域動向や得意先の動きを見極める必要がある」としています。