120周年のJR肥薩線大隅横川駅 木造駅舎に門松お目見え

120周年を迎えたJR肥薩線の大隅横川駅の木造駅舎に、地元の人たちがデザインした個性的な門松がいち早くお目見えしました。

霧島市にある大隅横川駅の駅舎は、ことし120周年を迎えた県内で最も古い木造駅舎として知られていて、3日は、駅の保存活用を行うメンバーおよそ20人が門松づくりを行いました。

今回のテーマは「夢の舟」で、竹を3本組み合わせてピラミッドのような形を作り、この中に切ったドラム缶を筵で包んで作った舟が1つずつ置かれています。

舟には、60鉢分のビオラの花が植えられ紅白の帆が立てられています。

メンバーたちは、梅やナンテンの枝なども飾り付けながら、8時間近くかけて高さ3.8メートルほどの門松を完成させていました。

来年の1月3日には、地元の中学校を卒業して二十歳になった人たちが、駅舎と門松の前で記念写真を撮る予定だということです。

大隅横川駅保存活用実行委員会の柿木邦治会長は「来年は4年ぶりにここに二十歳の子たちが集まって式典を行うので、快く送り出そうと『夢の舟』というメインテーマを作った」と話していました。