鳥インフル 出水市の養鶏場のニワトリ2万3000羽処分完了

今シーズン、鹿児島県内で初めて死んだニワトリから鳥インフルエンザウイルスが検出された出水市の養鶏場では、4日未明、2万3000羽のニワトリの処分が終わりました。

県によりますと、2日出水市高尾野町の養鶏場で死んだニワトリから高病原性とみられる「H5型」の鳥インフルエンザウイルスが検出されました。

このため、県は、3日朝からこの養鶏場で飼育しているニワトリ、およそ2万3000羽の処分を始め、4日未明までに作業を終えたということです。

また、この養鶏場の消毒などの防疫措置も完了したということです。

県はこの養鶏場の半径3キロ以内を養鶏場などからニワトリや卵の移動を禁止する「移動制限区域」に、半径3キロから半径10キロ以内をその地域外への移動を禁止する「搬出制限区域」にそれぞれ指定しています。

県内では養鶏場で鳥インフルエンザウイルスが検出されたのは今シーズン初めてで、県によりますと現時点でほかの養鶏場で異常があったという報告はないということです。

県は、県内全域の養鶏場などに対しウイルス侵入を防止する対策を徹底するよう呼びかけています。