県国民健康保険団体連合会 健康診断の個人情報2万件余漏えい

県の国民健康保険団体連合会が、生活習慣病を予防するための健康診断を受診した人の個人情報2万6000件余りが誤って漏えいしたことが分かりました。

県国民健康保険団体連合会によりますと、先月開催した県や市町村などの職員向けのオンライン研修会に使用された資料で、本来削除すべき、被保険者の個人情報を残したまま誤って送信していたということです。

参加者からの指摘で問題が発覚し、連合会が調べたところ、漏えいしたデータは2万6626件に上るということです。

漏えいした個人情報は、いずれも鹿児島市に住む、被保険者のもので、氏名や生年月日、住所などのほか、生活習慣病を予防するための健康診断の受診結果も含まれていたということです。

県国民健康保険団体連合会は、1日会見を開き、塩田兼一郎常務理事が「関係のみなさまにご迷惑とご心配をおかけし、深くお詫びします」と述べ、陳謝しました。

いまのところ、個人情報が悪用されたという報告は入っていないということですが、連合会は、情報漏えいの対象者に書面で謝罪するとともに、ダブルチェックの徹底など再発防止に努めるとしています。