小型観測ロケット「S−520」33号機 打ち上げを1日延期

1日に肝付町から打ち上げられる予定だった小型観測ロケットについて、JAXA=宇宙航空研究開発機構は、気象条件が整わないため、打ち上げを1日延期させ、来月2日とすることを発表しました。
一方、打ち上げを前に機体が報道陣に公開されました。

JAXA=宇宙航空研究開発機構の小型観測ロケット「S−520」33号機は、1日、肝付町の内之浦宇宙空間観測所から打ち上げられる予定でした。

しかし、JAXAは29日、風が強いことや波が高いことが予想されるため、打ち上げを延期し、来月2日の午後4時から午後4時半の間に設定したと発表しました。

一方、打ち上げられるのを前に29日、機体が報道陣に公開されました。

JAXAの小型観測ロケットは、落下するまでの間、無重力状態などを利用して電子機器の実験や自然現象の観測などを行います。

今回の「S−520」33号機は、大気圏に突入する際に使うシステムや、小型ロケット向けに飛行中の位置や速度を計測する機器など4つの装置を搭載し、次世代のロケットや探査機に利用する先進的な技術の実証実験を行うということです。

「S−520」33号機は、来月2日の午後4時から午後4時半の間に、肝付町の内之浦宇宙空間観測所から打ち上げられる予定です。