霧島市で「捨てずにアート展」

本来捨てられるはずだったモノをアートや日用品として活用しようという展示会「捨てずにアート展」が鹿児島県霧島市で開かれています。

展示会は霧島市国分で地元のNPOが開いているもので「もったいない」と捨てずにとってあった包装紙や古着などで作られた300点以上が紹介されています。

このうち霧島市の男性が作った折り鶴はビールや清涼飲料水の空き缶をいったん工具で切り開き折り紙を作るようにして折り曲げていったということです。

また、宮崎県都城市の女性が作ったいすは、1リットル入りの牛乳パックを24個を粘着テープで組み合わせました。

地元の92歳の女性は「自分は不器用ですが、見ていると私にもできるかなと思います。みなさんに教えてあげたいですね」と話していました。

主催する「まちづくりNPO鹿児島イケメン連」の代表、藤井靖彦さんは「集めた作品は本来なら廃棄されるものでしたが、価値あるものに生まれ変わっています。多くの人に見てもらい知恵や工夫を共有できれば」と話していました。

この展示会は来月3日まで開かれています。