「警察の父」川路大警視のマンガ発売 郷土史家が知事訪問
鹿児島出身で「日本警察の父」といわれる川路利良大警視が主人公のマンガが発売されたことを受けて、歴史監修を担当する郷土史家などが知事を訪問しました。
マンガ「だんドーン」は、今の鹿児島市出身で、日本の警察制度の基礎を作り「日本警察の父」といわれる川路利良大警視が主人公の歴史マンガで、川路が西郷隆盛などと一緒に幕末に活躍する姿が描かれています。
15日は、このマンガの第1巻が発売されたことを受けて、歴史監修を担当する鹿児島の郷土史家、下豊留佳奈さんや担当の編集者が知事を訪問しました。
この中で、下豊留さんは「県内に住む人でも、鹿児島の人が警察制度の基礎を作ったと知らない人も多い。コメディの要素もあるほか、仙巌園なども出てくるので、このマンガをきっかけに多くの人に川路大警視のことを知ってほしい」とマンガをPRしていました。
これに対して、塩田知事は「川路大警視にコメディのイメージはなかったので、画期的だと思う」と応じていました。
訪問のあと、下豊留さんは「鹿児島では嫌われ者の偉人かもしれないが、これまであまり知られていない川路のかっこよさや仕事への姿勢などが描かれているので、ぜひ読んでみてほしい」と話していました。