林業の担い手育成へ 県が「林業大学校」設置の計画案示す

林業の担い手不足が深刻となる中、県は「林業大学校」を設置し、再来年4月の開校を目指すとする計画案を示しました。

鹿児島県内の林業の担い手は、一昨年度はおよそ1400人と、平成2年度の3627人の4割以下に減少しています。

鹿児島市では林業の人材確保に向けた学識経験者などによる県の検討会が開かれ、県は新たな担い手育成のための「林業大学校」を設置し、2年後の令和7年4月の開校を目指すとする計画案を示しました。

また、学校名を「かごしま林業大学校」とし、既存の施設を活用して姶良市と垂水市の2か所に設置するとしています。

また、研修期間は1年で、国有林や鹿児島大学が保有する演習林を使って伐採などの実習を行い、林業に関する技術や知識を学びながら即戦力となる人材を育てたいとしています。

県は今後、学校の運営方法やカリキュラムなどについて検討し、来月、基本計画を取りまとめることにしています。