薩摩川内市で「はんやまつり」歴史絵巻行列も

薩摩川内市で、恒例の「はんやまつり」が開かれ、3000人あまりの人たちが「ヨイサーヨイサ」というかけ声にあわせて踊りながら街を練り歩きました。

「薩摩川内はんやまつり」は、55年前に川内川の開戸橋の開通を記念して始まり、5日は中心部の国道の一部を通行止めにして行われました。

この中では、神話から幕末までの時代に薩摩川内市で起きた出来事を表現する「歴史絵巻行列」が行われ、戦国時代のパートでは九州を平定した際の豊臣秀吉軍と島津義久軍の戦いの様子などが再現されました。

よろいかぶとに身を包んだ人たちが迫真の演技を披露すると、沿道からは大きな拍手が送られていました。

続いて、地元の保存会や企業など51の団体からおよそ3100人が参加して、三味線のリズムと「ヨイサーヨイサ」というかけ声にあわせてはんや踊りが披露されました。

子ども連れで来ていた女性は「活気が戻ってすごくうれしい。踊っているみなさんの顔が生き生きしていて、見ているこちらもすごく楽しくなった」と話していました。