屋久島町長選挙 荒木耕治氏が4回目の当選

現職と新人、合わせて4人による激しい争いとなった屋久島町の町長選挙は、29日投票が行われ、現職の荒木耕治氏が4回目の当選を果たしました。

屋久島町長選挙の結果です。

荒木耕治、無所属・現 当選。3059票。
岩川卓誉、無所属・新 2650票。
小脇清治、無所属・新 1388票。
矢野憲一、無所属・新 748票。

現職で自民党が推薦する荒木氏が3人の新人候補を抑え、4回目の当選を果たしました。

荒木氏は73歳。
旧上屋久町の町議会で議長を務め、合併後、2011年の町長選挙で初当選し、これまでに3期12年、町長を務めています。

選挙戦で、荒木氏は、屋久島空港の滑走路を延伸し、ジェット機を就航させて地域振興を推し進めることや、医療や福祉、教育などの施策を充実させると訴えました。

その結果、推薦を受けた自民党の支持層を中心に幅広く支持を集め、4回目の当選を果たしました。

荒木氏は「この4年間は迷惑や心配をかけたが、それを乗り越えて、もう1回、屋久島町でしっかり仕事をしなさいということだと思うので、次の4年間でその負託に応えていきたい。私の一丁目一番地は屋久島空港のジェット化と滑走路の2000メートル化なので、早期着工・早期実現を次の4年間でしっかり道筋をつけたい。1万2000人近い屋久島町民の幸せのために何が必要か考えながら、各種各層の人々と議論して道筋をつけていきたい」と述べました。

投票率は81.26%で、前回4年前の選挙を0.18ポイント上回りました。